安静・固定（シーネ、ギプス、ベルト、コルセット）

靭帯修復・骨癒合を促すために一定期間安静・固定は、必要な時があります。

処置

外傷による縫合処置や、下枝の創部処置、その他小手術については、当院にて対応させていただきます。

内服

炎症を軽減目的、疼痛・しびれを軽減し日常生活を送るために一定期間上手く使用する必要があります。
その他、骨粗鬆症については骨を強くするために中～長期間の内服が必要です。

注射

炎症の軽減、疼痛の軽減を目的とした関節内注射・トリガー注射・ハイドロリース・ブロック治療、また重症骨粗鬆症患者には注射治療を行うことで骨強度を強く増強させることが出来ます。いずれも疾患に応じて使い分けを行います。

理学療法

理学療法士が、医師と連携を行いながら、現在の各自の問題点に対して治療（徒手療法等を使用しながら）を行います。
しっかりと身体評価を行う上で、当院での評価は、医療治療向けの「痛みの原因」を追究する客観的な動作評価システムも使用しております。
評価に応じて、柔軟性・体幹筋力の獲得を目指します。また自宅でも最低限度行っていただきたいトレーニングを指導することで、効率的に疾患の治癒を促進させます。

また理学療法は、物理療法を組み合わせることにより、より強い効果を発揮することが出来ます。

物理療法

当院では、温熱療法、電気治療（低～高周波）、超音波治療、圧マッサージ、圧力波、牽引療法を必要に応じて使用します。

急性期

捻挫には、浮腫軽減目的に局所の低周波治療、また固定周囲の筋活動の維持目的に高周波・超音波治療を行います。

慢性疾患

温熱療法・電気治療（高周波）・超音波治療・圧力波治療、牽引療法を疾患に応じ使用します。

浮腫軽減

圧マッサージ機を用い、リンパの流れを促進させます。

装具療法

当院では、けがや疾患によって損なわれた運動機能の補助・矯正・保護などの目的として、身体に装着する装具を用いる治療法です。

• 骨折の保護目的で、コルセット、頸椎カラーや短下肢装具等を処方（必要に応じて採型）します。
• 慢性期；矯正・支持・制動目的に、靴型装具や膝関節装具を（必要に応じて採型）します。

有酸素運動

本人の病歴を確認した上で、個人の活動性に応じて行います。
歩行を出来る方には、外来では歩数を確認させていただくこともありますが、体力に自信がない人や疾患により活動が制限されている方には、脈拍を確認しながら、体の負担を確認した状態で、エアロバイクを数分間使用することで、体力の維持向上目的に作用する。

予防・体力の作り

当院では基本的な身体動作パターンを評価して、体の「動きの質」を図る評価をしています。呼吸方法も含めて体の土台である基礎を作りなおした状態で、筋力・技術を上げていくことがケガや傷害を起こさない体づくりにつながります。