リウマチ科は関節リウマチをはじめとする膠原病全般を扱う診療科です。膠原病は全身の臓器に炎症をきたし、様々な症状が現れてきます。
共通してみられる症状は関節の痛みで、関節の腫れや熱感を持つこともあります。膠原病の多くは原因不明の難病で、以前は完治の難しい病気とされてきましたが、近年は新たな薬の開発や治療法の進歩により、ほとんど症状がみられなくなる「寛解状態」を目指せる疾患もでてきました。
とくに関節リウマチは、関節の変形と破壊を引き起こして徐々に進行していく病気ですが、早期の診断と抗リウマチ薬や生物学的製剤を中心とした適切な治療によって、関節の炎症も治まり、通常の日常生活を送ることができる時代になっています。
関節リウマチは膠原病の中で最も患者数が多い病気です。関節痛が続く、起床時に関節がこわばる、手指・手首・足の関節に腫れがみられるといった症状があれば、ぜひご相談ください。

関節リウマチ