スポーツ外傷とは? ~打撲・捻挫・骨折の原因と応急処置~|JR尼崎駅より徒歩8分|まつうら整形外科スポーツ・リハビリクリニック

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スポーツ外傷とは? ~打撲・捻挫・骨折の原因と応急処置~

スポーツ外傷とは? ~打撲・捻挫・骨折の原因と応急処置~|JR尼崎駅より徒歩8分|まつうら整形外科スポーツ・リハビリクリニック

2026年1月23日

スポーツ外傷とは? ~打撲・捻挫・骨折の原因と応急処置~

みなさん、こんにちは。JR尼崎駅前の整形外科「まつうら整形外科スポーツ・リハビリクリニック」、院長:松浦孝紀(まつうらたかのり)です。

このコラムコーナーでは、一般的な整形外科診療でよくある症状についてはもちろんのこと、スポーツ外傷やスポーツ障害、関節リウマチ、骨粗しょう症などについて、患者さんのお役に立てる情報を発信していきたいと考えています。

はじめに


スポーツの現場では、日常生活では起こりにくいケガが突然発生することがあります。トップアスリートから部活動に励む学生、健康維持のために運動を楽しむ中高年に至るまで、スポーツによるケガは誰にでも起こり得るものです。その中でも代表的なのものが「スポーツ外傷」です。

今回のコラムでは、スポーツ外傷とは何か、どのようなスポーツや場面で起こるのか、そして打撲・捻挫・骨折の説明や応急処置について、詳しく解説していきたいと思います。
 
当院の院長は、日本整形外科学会整形外科専門医・スポーツ認定医の資格ならびにFMS(Functional Movement Screen)/SFMA(Selective Functional Movemnet Assessment)を習得しており、スポーツ現場で起こるケガに対する診断・治療から競技復帰支援・再発予防まで対応しています。

スポーツ外傷とは?

「スポーツ外傷」とは、運動中に一度の外力(外から加わる1回の大きな力や衝撃)で起こる急性のケガのことを指します。転倒、衝突、捻り動作、着地時の衝撃など、明確な受傷起点が存在するのが特徴です。代表例としては、次のようなケガが挙げられます。

・打撲
・捻挫
・脱臼
・骨折
・靭帯損傷

スポーツ中は常に体を大きく動かし、加速・減速・方向転換・ジャンプなどの負荷が加わります。そのため筋肉・骨・靭帯が損傷しやすく、特に接触スポーツでは、相手選手との衝突も外傷の一因となります。

スポーツ障害との違い

スポーツ外傷と似た用語に「スポーツ障害」がありますが、両者は発生機序・期間(どのような力が、どの角度から、どの組織に加わり、損傷に至ったかという一連の流れ)が異なります。

スポーツ外傷

・一度の外力によって起こる急性のケガ
・原因が明確
・発生時に痛みや腫れが即座に出現することが多い

スポーツ障害

・繰り返される負荷・使いすぎ(オーバーユース)が原因
・原因は蓄積的で徐々に症状が出る
・野球肩、テニス肘、ランナー膝、疲労骨折、腸脛靭帯炎などが代表例

両者を混同する方も少なくありませんが、治療方針や競技復帰までの期間に違いがあるため、整形外科を受診して適切に区別して診断することが重要です。

外傷が起こりやすいスポーツとシチュエーション

スポーツ外傷は競技の種類や動作特性によって発生傾向が異なります。

接触スポーツ

・サッカー
・ラグビー
・バスケットボール
・アメリカンフットボール

「衝突・タックル・競り合い」などが原因で、打撲や靭帯損傷、骨折が多く見られます。

方向転換やジャンプを伴うスポーツ

・バスケットボール
・バレーボール
・テニス
・バドミントン

着地動作や切り返し時の足関節捻挫、膝靭帯損傷などが起こりやすい傾向にあります。

高速移動や回転を伴うスポーツ

・スキー
・スノーボード
・体操
・陸上競技

転倒の瞬間に骨折や脱臼が発生することがあります。

外傷が起こる典型的な場面

・相手選手と接触した瞬間
・止まろうとした際の急ブレーキ
・ジャンプ後の不安定な着地
・ボールを奪い合う競り合い
・スライディングや濡れたグラウンドでの滑り
・疲労によるフォーム崩れ

代表的なスポーツ外傷

① 打撲

打撲は、体の一部が硬い物体や相手選手に衝突した際に起こります。皮下出血(内出血)や腫れ、痛みが生じ、色調変化が見られます。基本的には数日~数週間で改善しますが、太ももなど筋肉量の多い部位に強い衝撃が加わった場合、筋膜内出血や肉離れを伴うこともあります。

② 捻挫

捻挫は、関節が正常な可動域を超えて捻られ、靭帯が損傷した状態です。最も多いのは足関節捻挫で、ジャンプの着地や方向転換のときによく見られます。症状の程度は軽度の靭帯伸長から断裂まで幅広く、放置すると不安定性や癖になることがあるため注意が必要です。

③ 骨折

骨折は大きな衝撃が骨に加わり、その連続性が損なわれる状態です。転倒・衝突・着地ミスなどが原因となります。スポーツ現場では“ひび”と呼ばれる不全骨折から完全骨折まで幅広く、腫れや激しい痛み、変形や荷重不能などの症状を伴います。

スポーツ外傷が起こった際の応急処置

外傷が起こった直後には、できるだけ早く適切な応急処置を行うことで回復を促進し、二次損傷を防ぐことができます。

RICE処置

スポーツ現場で広く用いられる方法です。

R:Rest(安静)
I:Ice(冷却)
C:Compression(圧迫)
E:Elevation(挙上)

患部を動かさず、冷却し、軽く圧迫し、高い位置に保つことで腫れや炎症を抑えます。ただし冷却は長時間行い過ぎず、適切な時間(10〜20分程度)を繰り返します

固定

骨折や靭帯損傷が疑われるときは無理に動かさず、可能であればスプリントなどで固定します。変形を無理に戻したり、自己判断で強く引っ張ったりすることは避けてください。骨折や靭帯損傷が疑われるときは無理に動かさず、可能であればスプリントなどで固定します。変形を無理に戻したり、自己判断で強く引っ張ったりすることは専門的知識がなければ避けてください。

医療機関への受診

応急処置はあくまで一時対応であり、スポーツ外傷の多くは正確な診断と適切な治療が必要となります。特に、以下のような症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。

・強い腫れや痛みがある
・変形がある
・荷重や動作が困難
・大きな音を伴った受傷
・競技を継続できない
・内出血が広がる
・数日たっても改善しない

スポーツ外傷は、初期評価や治療の選択によって競技復帰までの期間や、その後のパフォーマンスに大きな差が出ることも少なくありません。また専門のリハビリスタッフの指導を受けることで早期復帰や再発予防にもつなげることが出来ます。

競技復帰と再発予防

スポーツ外傷では、適切な治療を行った後、リハビリテーションによる再発予防が重要です。筋力トレーニング、バランストレーニング、動作改善(フォーム修正)、アライメント改善などが必要になることがあります。特に足関節捻挫や膝靭帯損傷は再発率が高く、早期競技復帰を急ぐことで再受傷するケースも少なくありません。

当院での診療について

当院では、スポーツによるケガの診療に力を入れ、競技復帰と再発予防までを見据えた医療を提供しています。
スポーツ医療の専門資格を持つ医師が、ケガの状態を丁寧に評価し、症状や競技特性に応じた適切な治療を行います。

リハビリテーションは、動きや身体の使い方に精通した理学療法士(FMS/SFMA資格者)が担当します。単に痛みを取るだけでなく、フォームや身体機能を評価しながら、競技へのスムーズな復帰と再発予防までしっかりサポートします。

また、急性期から慢性期まで幅広く対応できるよう、ハイボルテージ治療や微弱電流治療が可能な低周波治療機器、骨癒合の促進を目的とした超音波治療機器など、先進的な医療機器を導入しています。医師とリハビリスタッフが連携し、チーム医療として一人ひとりに最適な治療を進めていきます。

スポーツ外傷は突然起こることが多く、早期の応急処置と医療機関での正確な診断がとても重要です。
打撲や捻挫、骨折などを「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、痛みが長引いたり、パフォーマンスの低下につながることもあります。

スポーツを安心して続けるためには、体の小さな変化を見逃さず、ケガをした際には無理をせず、しっかりと治療を受けることが大切です。
さらに、ケガをしにくい体づくりに取り組むことも、長くスポーツを楽しむための重要なポイントとなります。

スポーツ中のケガでお困りの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

●まつうら整形外科スポーツ・リハビリクリニック
<診療内容>
整形外科・リハビリテーション科(スポーツ・ペインクリニック)・リウマチ科
<住所>
〒661-0976 兵庫県尼崎市潮江5丁目4番17号尼崎メディカルブリッジ1階
<TEL>
06-4950-0050
<診療時間>
9:30~12:30、15:30~18:30
<休診日>
木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

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